電力計測

CT変流比&負担計算ツール(計測用&保護用)

一次電流から基準変流器比を選択し、接続される計器・継電器およびパイロットリードの二次負担を合算して、CTの定格負担(VA)とクラスを選定できます。正確な精度階級と飽和特性は、CTのデータシートでご確認ください。.

リード負担は二次電流の2乗に比例して増加するため、1 A CTは5 A CTに比べてリードでの損失が約1/25になります。長距離配線では通常1 Aが選ばれます。.
基準CT変流比
リード負担
合計負担
CT定格負担の選択

変流比と負担の両方

CTは次の2つで規定されます。 変流比 (一次電流に対する5 Aまたは1 Aの標準二次電流)と 定格負担 (精度階級を維持したまま定格二次電流で駆動できるVA)。定格負担を超えてCTに負荷をかけると精度が崩れ、保護用CTでは飽和して継電器が動作しない恐れがあります。.

リード負担VA = I_sec² × ρ × (2 × L) / S

リード線は往復で2倍に数え、銅の抵抗率ρ ≈ 0.0175 Ω·mm²/mを使用します。機器VAは、定格二次電流における接続計器・変換器・継電器の合計です。本ツールは次の標準CT負担(2.5、5、10、15、30 VA)に切り上げます。.

長距離配線で1 Aが選ばれる理由

リード負担は二次電流の2乗に比例するため、5 Aから1 Aに下げるとリード損失は1/25に低減します。長いパイロットケーブルを敷設する配電室では、1 A CTなら負担を適度な定格内に抑えられます。短距離のローカル計測では5 Aが一般的で便利です。.

計測用CTと保護用CTは互換性がありません。. 計測用CT(クラス0.2 / 0.5)は定格電流付近で高精度であり、計器を保護するために早めに飽和します。保護用CT(クラス5P / 10P、ALF付き)は故障電流まで線形性を維持する必要があります。用途に合わせてクラスを選んでください。.

よくある質問

負担がCT定格を大幅に下回る場合は?

軽負荷の計測用CTは問題なく、精度も維持されます。軽負荷の保護用CTも問題ありません。ただし定格負担を超えると、精度と飽和挙動は保証されなくなります。.

精度階級はこの計算から決まりますか?

いいえ。クラス(0.2、0.5、5P10、10P20、精度限界係数)はCT固有の特性であり、データシートに記載されています。本ツールはCTが駆動すべき負担を選定するもので、クラスは計測用か保護用かに応じて選択します。.

一次定格の選び方は?

最大負荷電流と同等かやや上の標準一次電流を選び、通常運転で飽和せず精度範囲内でCTが動作するようにします。本ツールは最も近い標準CT一次電流に切り上げます。.

計測スキームを完成させる

変流比・負担・クラスが決まったら、CTと関連する保護継電器を配電盤に適合させます。.

参照規格IEC 61869-2(変流器)· 標準二次電流5 A / 1 A · 標準負担2.5~30 VA。.

本計算は参考値です。最終的なCT変流比、定格負担、精度階級、飽和性能は、有資格者がCTデータシートおよび計測・保護スキームに照らして確認する必要があります。.